企業コンセプト

マギは、99%を超える430万社の中小企業が、1%以下の大企業の「成果」を産みだす土台になっている、我が国の産業構造に着目します。そして、各々の事業所が絡み合う複雑なサプライ・チェーンが、情報化を困難にし、決して小さくはない電子化コストを押し上げている現状を、問題点として認識します。
それぞれの産業界では、電子産業界におけるJEITA(電子技術産業協会)の例のように、EDI化が大企業の先導により進められています。しかし、合理的な経営をベースにする欧米企業と違い、情報化が末端企業までシンプルに行き渡っている例は少なく、零細企業では、21世紀に入って久しい現在も、手作業レベルの業務を強いられます。
日本企業は、SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)をもっと真剣に科学すべきと考えています。例えば、大企業の開発現場から最初の部品を製造する末端企業まで、必要な情報が正確で迅速に伝わることが、単純にヒューマンエラーが少なくなる程度のメリットとして理解されるだけでなく、信頼度が高く迅速な情報が、どれだけ機会損失を防ぎ、どれほどのメリットを産んでいるかに着目する必要があります。
欧米での情報リテラシー活用が我が国より進んでいるのは、国情の違いから容易に推察できますが、それにしても中小企業の遅れは、看過できないほど大きいと考えるべきでしょう。
マギは、電子化を情報リテラシーの唯一の方法と考えているわけではありませんが、最も有効な手段としてデータベースを活用します。それによって改善する業務精度が、SCM全体に浸透して行くことを目標とします。

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